ハニカムウエアのブログ

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ハニカムウエアのブログ

システム開発、セキュリティ対策についての記事を書いています。

IT業界多重派遣の実態 ~あの頃私はIT土方だった~ ①経歴は盛る。

自己紹介 IT業界

 

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ハニカムウエアの24歳、Uです。

今回の記事では私がハニカムウエアに入社する前の話を書こうと思います。

私は俗にいうIT土方でした。

 

経歴を盛る....(・。・)?

 

「経歴はちょっと盛るからね。そのつもりでいろいろ勉強しておいて。」

 

まったくの未経験からプログラマーとして就職。

そして3カ月間のプログラミング研修をひととおり終えたところで会社の営業に言われた言葉がこれでした。

 

私は主にSEやプログラマーの派遣を行う社員数50名ほどのソフトウェア企業(俗にいう特定派遣・SESの会社です)に

就職し、Javaなど何も分からない状態でプログラミングの基礎研修を3ヶ月ほど受け

 

パブリックスタティックボイドメインargs・・・???

パブリックスタティックボイドメインargs・・・・・・???!!!

パブリックスタティックボイドメインargs・・・・・・・・・・・・!!!!!!

 

このように四苦八苦しながらも何とかJavaのソースを読んで何をやってるのかは分かる(書けないけど)程度のプログラマーっぽい何かにはなれました。

そして

「そろそろ現場の面談予定入れとくね!

U君(私)は・・・、あ!そっか今年大学出たばっかりだからあんまり盛れないな。。

うーん高卒ってことにしとくのはさすがにまずいかなー。ちょっと相談してみるね。」

 

この何を言っているのか分からない言葉を営業に言われた後に、

最初のセリフ「経歴は盛るからね」発言を喰らいます。

 

経歴を偽装された私は現場へ派遣される。

 

 派遣される立場である私は現場(派遣先)の会社の技術者や営業の方と私が”使えるか”どうか確認する面接を行います。

そしてこの際に自分の職務経歴書を現場の方に見せるのですが、この職務経歴書が盛られていることに気づきます。。。

 

職務経歴書の内容

①入社後3ヶ月の研修を行う。...うん間違いない。

②4か月間8名のチームのメンバーとして生産管理システムの詳細設計から開発までを行う。

 

。。。。。(^0^)?

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今思えば完全に経歴詐称でした(ーー)

現場への派遣はいくら今が人手不足!といっても経験がほとんどないと面接で落とされ参画することが難しくなります。

そのため経歴を盛ることによってなんとか開発の現場に派遣するのです。これ2015年の話です。

 

面接の際にはもちろんこの(偽装した)職務経歴について聞かれるのですが

そのときはしょうがないので完全なる作り話をベラベラ話しました。

意外と突っ込んだことは聞かれないため何とかなってしまったのです。

 

ワタシハドコノダレデスカ。アナタタチハダレデスカ。

 

実際は業務未経験にも係らず多少の経歴を盛ることによって

面接を突破し無事現場が決まってしまい?ました。

もちろん送り込まれる現場に先輩社員や知っている人などおらず、

皆私が未経験だということは知りません。

 

そしてついに現場(派遣先企業)に派遣される当日がやってきました。

現場の最寄駅でまず自社の営業と待ち合わせをします。

 

自社営業 「じゃあ今日からがんばってね!なんかあったらすぐ言ってね!」

私「はい・・・。」

 自社営業「そろそろ森さん来るはずだから」

「あ、はい」

 

そして来られた森さんと自社の営業の間で私の引き渡しが行われ、、、

森さん(知らない会社の営業マン)「U君、今日からがんばって下さいね!

なんかあったらすぐ言って下さいね!じゃあそろそろ加藤さんが来るので」

「え、、、あ、はい」

と自社の営業と全く同じことを言って更にどこの会社の人かも分からない加藤さんと待ち合わせ僕を引き渡します。

 

加藤(知らない会社の営業マン)「何かあったらすぐ教えてください。ではそろそろ・・・」

(もしや??)

加藤「営業の方が来られるので(^^)」

(・・・あなたも引き渡すだけの営業の人だったのね。)

 

土井(新キャラ)「どうもです。私XXXカンパニーの土井と申します。Uさん初めまして。さっそく今日から現場の業務に入ってもらうのでもらうのであまり時間がないのですが一つ注意してほしいことがあります。

まあわかってると思いますけど現場ではUさんはXXXカンパニーのUと名乗ってくださいね。本当の会社を言ったりするともめることがあるので。まあわかってると思いますけど(^^)」

 

 私「え?(いや全然わかってないけど)あ、はい...分かりました。」

と、そんなわけでXXXカンパニーのUとして私は現場に参画することになりました。

そしてもちろんその後の現場でもちゃんとXXXカンパニーの社員っぽく振舞うことになります。

 

 さて、この時私が参画したプロジェクトの案件と私の実体を紐付けると

 <多重下請け構造

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某半官企業N社が元請け

東証一部企業A社が二次請け←ここのテストチームに私が参画

 XXXカンパニー(三次請け)←私はここの会社の人間。という体(ウソ)。

加藤さんとかいう営業の人が所属する名前すら知らない会社(四次請け)

森さんとかいう営業の人が所属する名前すら忘れた会社(五次請け)

私Uが所属する会社(六次請け)

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なんか間にたくさんいるw

この多重派派遣の問題は給料が仲介者に搾取されること。

だけではなく、何か現場への要望等を営業を介して伝える時にも自社の営業から現場の方に伝わるまでに仲介人たちの伝言ゲームになるためやたら時間がかかるのです。

一度、自社を挟まずに三次請けの XXXカンパニーの営業に現場への要望を伝えたところ、そのことを後で知った自社の営業から、四次、五次請けにも迷惑がかかるから必ず自社の営業を介して!と怒られました。

IT業界の構造を変えたい

 

こんな話が2015年でも2016年でも実際に起きています。

業界に長くいる人にとっては大して驚くことでもないのかもしれません。

ただIT業界で働くエンジニア達はきっと早くこの構造を無くしていきたい!そう思っている方が多いと信じています。

私はその後SESよりもプロパー(派遣ではなく自社の社員)のほうが早く成長できると考え現在のハニカムウエアに転職いたしました。

そして現在では恐らく派遣のままでは経験できなかった業務を任せてもらっています。

完全に勧誘の書き方ですが詳しくは弊社のホームページの採用ページをご覧ください。

 

この六次請けで参画した現場についての記事はまた別の機会に書きます。

※続きはこちら

honeycomware.hatenablog.jp

長い記事を読んでいただきありがとうございました。

弊社ホームページもぜひご覧ください。

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